🐾 暖かくなってきました
マダニやノミの繁殖が活発になる季節です。
早めに予防を始めましょう。
🐾 フィラリア予防、忘れないで!!
蚊が媒介するフィラリア症は恐ろしい病気です。
お腹の虫と違い、一度体内に入り成虫に成長してしまうと、簡単に駆虫できません。しかも予防をしなかった年があると、翌年からまた予防を始めるということができなくなってしまう場合もあり、とても厄介な病気です。
症状が出始めるのは数年後のため、飼い主さんの中には「1年くらい予防しなくても大丈夫」といった間違った認識をされている方もいます。
フィラリアの予防薬は、フィラリアが体内に入らなくするお薬ではありません。蚊に刺されて入ってきたフィラリアが犬に対して悪さをし始めるのは、成虫になってからです。「予防薬」と言っていますが、実際は蚊に刺され入ってきたフィラリアの子虫を成虫になる前に殺してしまうお薬です。「駆虫薬」と考えてください。
そのため、蚊のいない時期にまで飲ませておく必要はありませんが、蚊がいる間(気温が下がり、蚊が刺さなくなるまで)薬を飲ませる必要があります。
自己判断で、最近涼しくなったからと9月で投薬をやめる行為は、とても危険な行為です。(その後フィラリアの子虫が体内に入った場合、翌年の春まで駆虫できないわけですから、子虫は成虫になってしまいます)
必ず指定された月数の投薬を忘れないようにしましょう。
🐾 熱中症に注意!!
犬は、私たちが思っている以上に暑さに弱い動物です。
特に老犬は、体温調節が上手にできなくなっています。
飼い主さんの中には、「クーラーは体に悪い」と思っている方もいますが、犬にとって暑さは大敵です。我慢させないでクーラーを上手に利用してください。
屋外のワンちゃんは、日陰で涼しい場所はありますか?いつでも水分補給ができる状態になっていますか?
「帰宅したら倒れていた」と熱中症のワンちゃんが運び込まれることがあります。
その時のワンちゃんの体温は40℃を超えています。
外出時はもちろん、在宅時もワンちゃんの様子は気にかけてあげてください。
暑さが厳しい時は、屋内でクーラーや扇風機をかけてあげることも考えましょう。
ただし、屋外飼育のワンちゃんは、家に入ることを嫌がる子も少なくありません。嫌がって入らない場合は、できるだけ涼しく過ごせる工夫をしてあげてください。